
腸セラピー資格講座・大阪代表の江口です。
腸セラピー(腸もみ)は「お腹をもみほぐす施術」です。
そう聞くと、便を押し出す“ところてん式”のイメージをもたれる方も少なくありません。
しかし、実際の腸セラピーはそうした強い刺激による排出法ではなく、「便が出やすい体質」へと導くための施術です。
腸は“第二の脳”とよばれ、神経やホルモンと深く関わるデリケートな臓器。
セロトニン(幸せホルモン)を活性化させることで蠕動運動が整い、自然な排便をサポートするのが腸セラピーの本質です。
オキシトシンとセロトニンの連携で、自律神経を整える
腸セラピーでは、「心地よい」と感じるリズムや圧の刺激が重要です。
この心地よさが“愛情ホルモン”とよばれるオキシトシンの分泌を促し、それが二次的にセロトニンの活性化をサポートします。
オキシトシンとセロトニンの相乗効果によって副交感神経が優位になり、ストレスによる腸の緊張がやわらぎます。
その結果、便秘や下痢を繰り返すタイプの方にも、腸セラピーはやさしく働きかける自然なケアとなるのです。
腸セラピーは、便を押し出すように刺激するのではなく、自律神経を整えることで自然と出しやすくする施術です。
温めながら整える「温活腸セラピー」
体質改善のやさしい第一歩として、「温活」を取り入れてみませんか?
身体を温める、または冷やさないようにするだけでも、私たちの体にとって大きなプラスになります。
腸を外側からも内側からも温めることは、温活として非常に効果的です。
腹部を温めるだけでも血流が促進され、免疫力アップやリラクゼーション効果が期待できます。
特に、仙骨(骨盤の中央)や首元を温めながら行う腸セラピーはおすすめです。
これらの部位には副交感神経が集まっており、自律神経を整える“スイッチ”のような働きをしてくれます。
サロンの施術はもちろん、ご自宅でのセルフケアとしても「温活腸セラピー」はおすすめです。
日々の生活にやさしい温もりを取り入れて、心も体も穏やかに整えていきましょう。
「快眠=快便」睡眠と腸の関係:セロトニンからメラトニンへ
日々の「快便」を保つためには、腸の働きだけでなく「睡眠の質」もとても重要です。
私たちの体は、眠っている間に腸の活動を整え、翌朝の排便準備をしています。
「睡眠ホルモン」とよばれるメラトニンは、実は“幸せホルモン”セロトニンを原料として生成されます。
つまり、日中にセロトニンをしっかり活性化できていないと、夜に十分なメラトニンが分泌されず、睡眠の質が低下してしまうのです。
腸セラピーによって腸内環境を整えることも快便にとって有効ですが、「睡眠の質を改善する」という意味では脳内のセロトニン活性も欠かせません。
セロトニンが不足した「セロトニン欠乏脳」では、自律神経のバランスが乱れ、腸の蠕動運動も低下してしまいます。
そのため、腸セラピーを行う際は、腸だけでなく脳と腸のつながり(脳腸相関)を意識した施術を心がけることが大切です。
お客様には、腸のケアと同時に「快眠=快便」といったアドバイスもお伝えしましょう。
しっかりと眠ることが、朝の快便と心身のリズムを整える第一歩です。
脳と腸の両方を整える脳腸相関セラピーは、リラックス効果を高め、良質な睡眠へと導くのに大変有効です。
☑ 睡眠に関する書籍で紹介されているケア方法を試しても合わない方
☑ 専門家が提唱するマニュアル通りの生活を続けるのが難しい方に
そのような方には「睡眠ライフスタイルプランナー資格」をもつセラピストによるアドバイスがおすすめです。
日常に取り入れる“セロ活”のすすめ
サロンに頻繁に通うのが難しい方には、当スクールが推奨する「セロ活」もおすすめです。
セロトニンを日常的に高める呼吸法・ウォーキングや咀嚼などのリズム運動・セルフ腸セラピー・セルフヘッドマッサージなどを取り入れることで、腸と心の両方を整えることができます。
腸セラピーやヘッドマッサージは、単にお腹を刺激する技術ではなく、終えた後には、気持ちまでスッキリ考えられる「心身調律」を促す科学的根拠がある健康法。
“押し出す”のではなく、“自然と出る体を育てる”
その体質改善へ導く視点が、真の腸ケアの第一歩です。
まとめ:腸セラピストのための箇条書きリスト
今回のまとめです。
腸セラピストのための箇条書きリストです。
これから腸セラピー資格講座にを学ぶ方もお読みください。
腸セラピーは「便を押し出す」施術ではなく、出やすい体質に導く施術
- 腸セラピー(腸もみ)は「お腹をもみほぐす施術」。
- 便を直接押し出す“ところてん式”というイメージは誤解。
- 強い刺激で排出を促すのではなく、「便が出やすい体質」へ導く施術。
- 腸は“第二の脳”とよばれ、神経やホルモンと深く関わるデリケートな臓器。
- セロトニンを活性化し蠕動運動を整えることで、自然な排便をサポート。
オキシトシンとセロトニンの連携で、自律神経を整える
- 「心地よい」リズムや圧の刺激が重要。
- 心地よさが“愛情ホルモン”オキシトシンの分泌を促進。
- オキシトシンがセロトニン活性をサポート。
- 相乗効果で副交感神経が優位になり、ストレスによる腸の緊張がやわらぐ。
- 便秘や下痢を繰り返す人にもやさしく働きかける自然なケア。
温めながら整える「温活腸セラピー」
- 腸を外側・内側から温める「温活」はとても効果的。
- 腹部を温めるだけでも血流促進・免疫力アップ・リラクゼーションが期待できる。
- 仙骨(骨盤中央)や首元を温めながら行うとさらに良い。
- これらの部位は副交感神経と関わり、自律神経を整える“スイッチ”の役割。
- サロンでも自宅でも実践できる「温活腸セラピー」はおすすめ。
「快眠=快便」睡眠と腸の関係:セロトニンからメラトニンへ
- 快便には腸の働きだけでなく「睡眠の質」も重要。
- 睡眠中に腸の活動が整い、翌朝の排便準備が進む。
- 「睡眠ホルモン」メラトニンはセロトニンを原料に生成。
- 日中のセロトニン活性が低いとメラトニン不足で睡眠の質が低下。
- 腸内環境の調整に腸セラピーは有効だが、睡眠改善には脳内セロトニン活性も必要。
- セロトニン不足(セロトニン欠乏脳)は自律神経の乱れと蠕動低下を招く。
- 施術では腸だけでなく「脳腸相関」を意識することが大切。
- 「快眠=快便」につながるアドバイスも併せて提供すると良い。
- 十分な睡眠が朝の快便と心身リズムを整える第一歩。
- 脳腸相関セラピーはリラックス効果と良質な睡眠促進に有効。
- 一般的な睡眠本の方法が合わない場合は「睡眠ライフスタイルプランナー」資格者の助言がおすすめ。
日常に取り入れる“セロ活”のすすめ
- サロンに頻繁に通えない人には「セロ活」を推奨。
- セロトニンを高める方法:
- 呼吸法
- ウォーキングや咀嚼などのリズム運動
- セルフ腸セラピー
- セルフヘッドマッサージ
- 習慣化で腸と心の両方を整えられる。
- 腸セラピーやヘッドマッサージは「刺激の技術」ではなく「心身を調律する健康法」。
- “押し出す”のではなく、“自然と出る体を育てる”ことが真の腸ケア。
快眠・快便をサポートできる腸セラピストとしての活躍を期待しています!
このブログの執筆者
腸セラピー資格講座・大阪講師

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