脳腸相関と腸セラピー|資格講座で学ぶ自律神経を整える迷走神経アプローチ

脳腸相関と腸セラピー|資格講座で学ぶ自律神経を整える迷走神経アプローチ

腸セラピー資格講座・大阪代表の江口です。

 

サロン勤務時代から数えて、20年近く腸セラピー(腸もみ)に携わってまいりました。

 

これまで本当に多くの方から「腸を整えることで体調や心の安定が変わった」とのお声をいただいております。

 

腸は“第二の脳”ともよばれ、心身の健康に大きな影響を与える大切な臓器です。

 

近年では、脳と腸が密接に関わり合う「脳腸相関」が注目されており、腸の働きを整えることが自律神経やホルモンバランスの安定につながると考えられています。

 

さらに、脳と腸には相互作用があるため、脳を活性化させるヘッドマッサージと組み合わせることで、より一層の効果が期待できます。

 

こうした考えをもとに、当スクールでは独自のメソッドを「脳腸相関セラピー」と名付けました。

 

脳腸相関とは

脳と腸が双方向に影響し合っていることを指します。

 

例えば、強いストレスを感じるとお腹の調子が乱れたり、逆に腸の不調が続くと気分が落ち込みやすくなる、といった経験は多くの方が日常生活の中で感じたことがあるのではないでしょうか。

 

この背景には、脳と腸が迷走神経を通じて密接に結びついていることが大きく関わっています。

 

迷走神経は副交感神経の大部分を占め、心身をリラックス状態へ導く働きを担っています。

 

心地よいリズムや適切な力加減で施術を行うと、副交感神経が優位になり、心身が深いリラックスへと向かいます。

 

その結果、筋肉や関節の緊張がゆるみ、血液やリンパ液、さらには脳脊髄液といった体液の流れを促進することが期待できます。

 

こうした流れの改善は、全身のめぐりや調和を助け、自然な回復力を高めるサポートにつながります。

 

脳と腸のセロトニン

また、脳と腸をつなぐ神経伝達物質として「セロトニン」があります。

 

セロトニンの多くは腸に存在し、腸の蠕動運動を助ける役割を担います。

 

一方、脳内のセロトニンは自律神経やホルモンバランスの調整に深く関与し、安定した心の状態や睡眠リズムの形成に不可欠です。

 

つまり、腸と脳、それぞれのセロトニンが異なる役割を果たしながら、全体として心身の健康を支えています。

 

迷走神経アプローチ

整体師やリラクゼーションセラピストが迷走神経に外側からアプローチできるポイントとしては「胸鎖乳突筋」と「腹部」が挙げられます。

 

これらの部位をやさしく緩めることで、迷走神経を介したリラックス効果が期待できるのです。

 

整体やリラクゼーションの現場でも、この視点を取り入れることで施術の幅が広がります。

 

脳腸相関セラピーは、単なるリラクゼーションにとどまらず、自律神経やホルモンバランスの調整を目指す新しいアプローチです。

 

サロンとしても、心と体の両面に寄り添える施術を提供することで、お客様により深い満足と安心を届けられるでしょう。

 

脳腸相関セラピーをするなら腸セラピー資格講座を受講すべき

私たちの腸セラピー資格講座では、脳と腸のつながりに関する学術的な知見を基盤に、安心して実践できる技術を学んでいただけます。

 

脳腸相関は近年注目を集めている分野であり、腸を整えることが自律神経やメンタルケアにまで影響する可能性があるとされています。

 

だからこそ、確かな知識と正しい手技を習得することが大切です。

 

当講座では、サロンのメニュー強化はもちろん、ご自身やご家族の健康サポートとしても役立つ内容を幅広く学べます。

 

もし「脳腸相関セラピー」をサロンで提供したい、あるいは専門性の高い技術を取り入れたいとお考えなら、腸セラピー資格講座での学びが最も近道です。

 

私たちと共に、脳腸相関セラピーを深く理解し、実践できるサロンを育んでいきましょう!

<補足>

・器官(organ)とは

解剖学では「特定の働きを持つ身体の構造物」を広く指し、心臓・肝臓・腸などが含まれます。

 

・臓器(viscera)とは

体腔(胸腔や腹腔など)の中にある内臓を特に指す言葉で、腸もその一つです。

 

まとめ:脳腸相関セラピーを学ぼう!

 

今回のまとめです。

  • 腸は「第二の脳」とよばれ、心身の健康に大きく関与する臓器
  • 脳と腸は迷走神経を介して双方向に影響し合う「脳腸相関」の関係にある
  • 心地よいリズムと適切な力加減の施術により、副交感神経が優位となり深いリラックスを得られる
  • 施術は血液・リンパ液・脳脊髄液などの流れを促進し、自然な回復力をサポートする
  • セロトニンは腸と脳の両方で異なる役割を果たし、心身の安定や睡眠リズム形成に重要
  • 胸鎖乳突筋や腹部へのアプローチで迷走神経を介したリラックス効果が期待できる
  • 脳腸相関セラピーは、自律神経やホルモンバランスの調整を目指す新しいアプローチ
  • サロンに導入することで、心と体の両面に寄り添う施術を提供できる
  • 脳腸相関セラピーを学ぶには「腸セラピー資格講座」の受講が最も近道
  • 当スクールの資格講座では、学術的知見を基盤に安心して実践できる技術を習得可能
  • サロンのメニュー強化や家族の健康サポートにも役立つ内容を学べる
  • 私たちと共に、脳腸相関セラピーを理解し実践できるサロンを育んでいける

学ぶことや資格取得、試験への合格に不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、私たちは一人ひとりに寄り添いながらサポートしていきます。

 

大切なのは“完璧さ”ではなく、一歩ずつ前に進もうとする姿勢です。

安心して一緒に学んでいきましょう。

脳腸相関セラピーは、素晴らしい技術です。


このブログの執筆者

腸セラピー資格講座・大阪講師

スクール講師:江口征次

江口 征次

2011年より「腸セラピスト」を育成する腸セラピー資格講座を開催しています。

 

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ヘッドライフ通信

  • ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家 Head Life(ヘッドライフ)代表
  • 一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
  • 株式会社ヘッドクリック 代表取締役
  • 頭ほぐし専門店atama代表
  • ヘッドスパ専門店atama代表