
腸セラピー資格講座・大阪代表の江口です。
今回も腸セラピストに役立つ内容をお届けします。
当スクールが推奨するサロンでの施術時間は30分以内としており、それより長く施術を希望する場合は、全身のリンパマッサージと腸セラピーの組み合わせがデトックスや健康増進という意味でお勧めしています。
腸セラピーの施術範囲は決して広くありません。
横隔膜から恥骨の手前までの腹部を中心に行うため、10~30程度の短い時間でも十分にアプローチすることが可能です。
実際、30分以内であっても心地よいほぐしを体感いただけるように、科学的根拠や解剖学的根拠を含む技術を組み立てています。
また、当スクールのカリキュラムでは、骨盤にある仙腸関節を緩める整体テクニックも取り入れており、腸セラピーの施術をしながら「骨盤調整」にもつながる方法(ロッキング法)を学ぶことができます。
座学では、腸セラピー(腸もみ)を「リンパマッサージの一部」と捉えることを学びます。
※洋服は脱がない服の上からの施術です
腹部への軽擦は浅層のリンパを流す役割があり、もみほぐしは深層のリンパへアプローチする技術と理解しておくことが大切です。
リンパは全身に巡っているため、お腹だけを集中的に施術するよりも、全身をトータルでケアする方が、よりバランスの取れたデトックス効果が期待でき、お客様にとっても有益です。
リラクゼーションサロンの現場でも「お腹だけ60分」というご希望はほとんど見られません。
もしそのような希望を持たれる方がいらっしゃる場合は、ご自身のお腹に強い悩みや不安を抱えている可能性があります。
中にはネットや書籍で事前に調べすぎた結果、精神的に不安が高まり、視野が狭くなってしまっている方も見受けられます。
こうしたケースにおいて、腸セラピストに求められるのは“ほぐす技術”だけではありません。
大切なのは「カウンセリング力」です。
といっても、医学的な専門相談を行うわけではありません。
リラクゼーションセラピストとして、お客様の声にしっかり耳を傾け、安心を与えるコミュニケーションを心がけることが重要です。
具体的には「傾聴」や「オウム返し」といった誠実な姿勢で、お客様の不安や緊張を和らげるサポートを行います。
腸セラピーを通じて心身のケアを提供するには、技術と同じくらい寄り添う姿勢が欠かせないのです。
まとめ:サロンにおける腸セラピーの活用
今回のまとめです。
- サロンでの腸セラピーは 30分以内を推奨
- 30分以上の施術を希望する場合は 全身リンパマッサージとの組み合わせがオススメ
- 腸セラピーの施術範囲は 横隔膜~骨盤の恥骨の手前までの腹部で狭く、短時間(10~30分)でも十分アプローチ可能
- 施術は 科学的・解剖学的根拠に基づいて構成され、短時間でも心地よいほぐしを体感できる
- カリキュラムでは、腹部だけでなく 仙腸関節を緩める整体テクニック(ロッキング法)も学べる
- 座学では、腸セラピー(腸もみ)を リンパマッサージの一部として理解する
- 腹部への 軽擦=浅層リンパの流れ促進、もみほぐし=深層リンパへのアプローチと整理して学ぶ
- リンパは全身に巡るため、全身ケアと組み合わせる方が効果的でお客様に有益
- 実際のサロンでは「お腹だけ60分」を希望するお客様はほぼいない
- お腹のみのロングコースを希望する方は、強い悩みや不安を抱えている可能性がある
- ネットや書籍で調べすぎて 精神的に不安が強まり、視野が狭くなっているケースもある
- 腸セラピストには 施術技術だけでなく、カウンセリング力も必要
- 医学的な相談ではなく、リラクゼーションセラピストとしての姿勢が大切
- 「傾聴」や「オウム返し」によって安心感を与え、不安や緊張を和らげるサポートを行う
- 腸セラピーは、技術と同じくらい 寄り添う姿勢が重要なケア
サロンにおける腸セラピーは、短時間で心身を整えることができる実践的な技術です。
しかし、施術だけでなくお客様の声に寄り添い、不安や緊張を和らげるカウンセリング力が欠かせません。
お腹のケアを通して全身の健康や安心感を提供できることが、腸セラピストの大きな役割です。
信頼関係を築きながら心地よいリズムと力加減でケアを届けることが、結果的にサロンの価値を高めていくでしょう。
このブログの執筆者
腸セラピー資格講座・大阪講師

コメントをお書きください