突然ですが、最近「腸活」や「脳腸相関」という言葉をよく耳にしませんか?
実はこの2つ、単なる流行語ではありません。
心と体の健康を根本から見直すための、大切なキーワードなんです。
本日は、「脳腸相関セラピー」について、私たちが日々の施術や腸セラピー(腸もみ)資格講座で感じていること、そして実際に受講生やお客様から寄せられた声を交えてお伝えしていきます。
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、自律神経やホルモン分泌に深く関わる臓器です。
脳と腸は神経やホルモン、血流を通して双方向につながっており、互いに影響を与え合っています。
たとえば、ストレスを感じるとお腹が痛くなったり、便秘になることがありますよね。
逆に、腸内環境が悪化すると、気分が落ち込みやすくなることもあります。
このような腸と脳のつながり、「脳と腸の密接な関係性」を整えるのが、脳腸相関セラピーです。
「脳腸相関セラピー」とは、ヘッドマッサージと腸セラピーを組み合わせた施術メニューです。
脳と腸のセロトニン活性による健康維持増進を目指します。
このダブルアプローチにより、リラックス効果や睡眠の質向上、便通の改善など、心身に嬉しい変化が期待されます。
施術は15〜30分ほどの短時間でも効果的ですが、全身リンパなどと組み合わせて60分コースにするのもおすすめです。
受講生の方から、こんな素敵なご報告をいただきました。
「35年来の花粉症に悩まされていましたが、腸セラピーを習得してから毎晩セルフケアを行ったところ、今年は薬を使わず春を越せました!」
また別の方からは、
「娘に毎日腸セラピーをしていたら、性格が穏やかになってきた気がします」との声も。
どちらも継続したケアがもたらした結果です。
腸セラピー資格講座の講師として嬉しい限りです。
当スクールの施術は、筋肉や腸(内臓)の揉みほぐし以外にも、ホルモンの活性化を目的としています。
ヘッドマッサージや腸セラピーには、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促す作用があります。
実はセロトニンの約90%は腸に存在し、蠕動運動(腸の動き)やストレスへの対処に関係していると考えられています。
また、触れ合いで分泌されるオキシトシンにもリラックス効果があり、これが脳内セロトニンの活性にもつながります。
日々のケアで、この「心地よいホルモン循環」をサポート(活用)していくことが、健康とメンタルの安定に大きな役割を果たしてくれます。
スマホやパソコンを使っているとき、呼吸が止まっていたことはありませんか?
呼吸が浅い人は、腸の不調も要注意です。
呼吸が浅いと交感神経が優位になり、腸の動きが低下しがちです。
腸セラピーでは、横隔膜や腹部の筋膜にアプローチすることで深い呼吸をサポート。
「施術後、呼吸がしやすくなった!」という声もよくいただきます。
お風呂で「はぁ〜」と息を吐くような感覚、あれがとても良い呼吸なんです。
さらに見逃せないのが、脳脊髄液の流れです。
この液体は脳と脊髄の栄養・ホルモンを運ぶ役割を持ち、特に深い睡眠中に活発に流れます。
しかし、この脳脊髄液も血液からつくられるため、血液の質が重要。
そして、血液の質を左右するのが腸の働きです。
「腸が整っていないと、脳への栄養も滞ってしまう」というのは、ヘッドマッサージ施術を学ぶ方にとって非常に重要な視点です。
脳脊髄液と腸の良好な関係は、質の良い成長ホルモンを生成することが期待できます。
睡眠の質、便通の安定、ストレスの軽減。
これら3点はすべて、腸と脳が正しく働くことで自然と改善が見込めるものです。
特に不眠や便秘に悩む方には、ヘッドマッサージと腸セラピーの組み合わせが効果的。
夜のリラックスタイムに副交感神経を優位にし、朝のスッキリ感へとつなげましょう。
お客様へのアドバイスも「3点セットを整える」ことを意識してお伝えしましょう!
私たち腸セラピストにできることは、「お客様のからだに気づきを届けること」。
知識と技術、そして温かい手のひらを通して、 「自分の体ってこんなに頑張ってるんだ」と思っていただけることが、何よりの成果です。
腸と脳を整えることは、自分自身を大切にすること。
日々のセルフケアや施術に「脳腸相関」という視点を取り入れてみてください。
あなたの健康サポートに、少しでもお役に立てれば幸いです。
スクール代表 江口 征次
2011年より腸セラピー資格講座を開催。日本初「腸セラピスト資格」の発行者。
お腹(内臓・腸)を揉みほぐす技術だけではなく、愛情ホルモン「オキシトシン」や癒しの物質「セロトニン」の活性を促すテクニックを採用。
同時に整体法を用いて骨盤(仙腸関節)を緩め、癒し以上を提供しています。
現在は、大阪本部、東京、千葉、名古屋、福岡会場にて各会場担当者が腸セラピストの育成、資格の授与をしています。
作成日:2025/05/03